ダイヤフラムポンプ 7つの基本用語(動作編)
2024/02/09
目次
- はじめに
- 1. ダイヤフラム
- 2. 駆動機構
- 3. チェックバルブ
- 4. 流量 (Q)
- 5. 圧力(P)
- 6. 揚程(H)
- 7. キャビテーション
はじめに
今回は、ダイヤフラムポンプの動作を説明する際に使用される用語を7つに絞ってご説明します。
基本用語7選
1. ダイヤフラム
ダイヤフラムは液体の吸引、圧縮、排出を担う部品。柔軟な膜状で、材質と形状は使用される液体の種類や環境によって選ばれ、ポンプの性能に直接影響を及ぼします。
2. 駆動機構
ダイヤフラムの動きを制御し、ポンプの性能と効率を決定します。手動、電動、空気圧など様々な形態があり、使用環境に適した選択が必要です。
3. チェックバルブ
液体の逆流を防ぎ一方向のみに流れるよう制御する役割を果たします。ダイヤフラム同様、使用される液体の種類に適した材質を選択する必要があります。
4. 流量 (Q)
ポンプが一定時間内に移動させる液体の量を示し、性能の重要な指標です。
5. 圧力(P)
ダイアフラムによって生じる吐出圧力です。流量とともにポンプの吐出能力に関わる重要な指標のため、使用環境を考慮し適切な選定をすることが重要です。
6. 揚程(H)
ポンプが液体を吸い上げる高さを吸入揚程(吸入ヘッド)、ポンプから流体を押し上げる高さを吐出揚程(吐出ヘッド)といい、これらを合わせた全体の垂直高さを総揚程といいます。ポンプの動作そのものに大きく関わるため、使用環境・条件を十分確認する必要があります。
7. キャビテーション
ポンプ内の低圧により液体中に気泡が形成される現象。性能低下や損傷のリスクがあり、適切な対策が必要です。
ポンプを検討する際のお役立てれば幸いです。
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