ダイヤフラムポンプとは?
ダイヤフラムポンプは、液体の移送において優れた性能を発揮する仕組みを持つポンプです。
このコラムでは、ダイヤフラムポンプの基本原理とその特徴をご説明します。
目次
・1.ダイヤフラムポンプの基本原理
・2.ダイヤフラムポンプの特徴
・3.主な活用分野
・4.まとめ
【1.ダイヤフラムポンプの基本原理】
1.1ダイヤフラム
ポンプ内に配置されたダイヤフラムは、弾力性のある薄膜で構成されています。このダイヤフラムが液体を吸引・排出する役割を果たしています。
1.2駆動機構
ダイヤフラムは駆動機構によって動かされてます。一般的には電動モーターやエアシリンダーが使用され、これによりダイヤフラムが動くことで液体が送り出されます。
1.3吸引弁と排出弁
ポンプには吸引弁と排出弁が備わっています。吸引弁は液体を吸引する際に開き、排出弁は液体をポンプから排出する際に開くので、一方向の流れが確保されています。
※弁とは?=バルブのこと
参照:ネットストアモノタロウ (https://www.monotaro.com/note/cocomite/525/)
ダイヤフラムポンプは強力な自吸力があるため、高い揚程を必要とするものや超高粘度液体の移送も可能です。
【2.ダイヤフラムポンプの特徴】
2.1可動部の少なさ
ダイヤフラムポンプは可動部が少ないため、メンテナンスが簡単で故障のリスクが低いです。
機械的なシンプルさが信頼性を高めています。
2.2高い耐久性
ダイヤフラムポンプは耐久性に優れており、長期間の使用に耐えることができます。
※使用条件によって異なります。
【3. 主な活用分野】
・化学
・塗料
・半導体
・金属加工
・製紙
・石油
・造船
・タイヤゴム
ダイヤフラムポンプの活用事例はこちらから
【4. まとめ】
ダイヤフラムポンプはシンプルな構造、可動部の少なさ、高い耐久性を備える事により安定的な稼働を実現しています。
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