ダイヤフラムポンプの選定方法3つのポイント
弊社ではお客さまから次のようなお声をいただく事があります。
・ダイヤフラムポンプも種類がいろいろあるけれど、どれを使っていいかわからない
・〇〇の現場で使おうと思っているけど、実際に使えるか不安
・〇〇の用途で使おうと思っているけれど、大丈夫?
確かにダイヤフラムポンプも色々なメーカーが強みをアピールしていますが、種類が多い割にはどれが自社や今の課題に合っているのか?はかなりの知識や経験がないと判断しにくいですよね。
そこで今回は3つに絞ってチェックポイントをご紹介します。
事前に確認して、担当者に伝えてみて下さい。
目次
・ポンプ選びの3つのポイント
・実際の事例①
・実際の事例②
・実際の事例③
【ポンプ選び3つのポイント】
ポイント① 腐食性があるかないか
酸性またはアルカリ性といった腐食性流体の場合、製品によっては使用中に腐食が進んでしまうためしっかり確認することが大切です。
ポイント② 流体の温度はどのくらいか
ポンプの材質によって熱に向き、不向きがありますので搬送流体の温度を確認して下さい。
ポイント③ 流体中に固形分が含まれているかどうか
流体中に研磨剤や金属くず、汚泥といった物質が含まれている場合はより適した仕様をおすすめします。
実際の事例①
【業種・業態】
化学材料メーカー
【お問い合わせ内容】
・硝酸の搬送をしたいが適合するポンプはないか?
・硫酸の搬送をしたいが適合を調べてくれないか?
【弊社からのご紹介】
材質の流体に対する適合を調べた上で、耐薬品性に優れるステンレス+PTFE仕様のポンプをご紹介しました。
実際の事例②
【業種・業態】
設備施工業者
【お問い合わせ内容】
・90℃ぐらいの硝酸を搬送したいが対応できるポンプはないか?
・100℃近い洗浄液を搬送したいので対応できるポンプがほしい
【弊社からのご紹介】
流体の適合を調べた上で、耐熱樹脂製ポンプをご紹介しました。
実際の事例③
【業種・業態】
金属加工業者
排水処理業者
【お問い合わせ内容】
・金属加工のクーラント処理したいが切削くずの影響が心配
・泥水の排水に使用するが、ボールバルブを使用して大丈夫か?
【弊社からのご紹介】
材質の流体を適合確認すると問題なかったので耐摩耗性を重視してご紹介と固形分を多く含む流体搬送に適したチェックバルブへの変更をおすすめしました。
いかがだったでしょうか?
上記の情報に加えて流体の名称や使用するエアー圧といった使用環境をお伝えいただければより詳細なご紹介が可能になります。
ダイヤフラムポンプの選び方で迷った時は、ぜひ参考にしてみて下さい。
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