【簡単解説】AROダイヤフラムポンプ接液部素材の特徴
2024/06/05
はじめに
AROダイヤフラムポンプは、搬送する流体に適した接液部素材を選ぶことにより長期間にわたり安定した稼働が可能になります。
今回は素材ごとの特徴を簡単にご紹介します。
AROダイヤフラムポンプ接液部の素材とその特徴(ダイヤフラム・ボール・シート)
- サントプレン®:耐熱性、耐久性、耐薬品性がバランスよくコスト効率も良い
- ポリプロピレン (PP):耐薬品性に優れ、コスト効率が高い
- PTFE (テフロン®):極めて優れた耐薬品性と高い耐熱性をもつ
- ニトリル:耐油性に優れる
- バイトン:高い耐熱性と耐薬品性を優れたゴムであるが、他のゴムに比べると耐久性が劣る
- PVDF:耐薬品性と耐熱性を持ち、高い強度を誇る
- アセタール®:高い強度、耐摩耗性と耐薬品性に優れる
- ハイトレル®:耐油性と耐摩耗性に優れている
- アルミニウム:軽量でコスト効率が良い
- ステンレススチール:高い耐腐食性と耐久性を持つ、強度も高い
分類 | 素材名 |
---|---|
耐腐食性 | ステンレススチール |
耐久性 | ステンレススチール、サントプレン® |
耐熱性 | ハステロイC®、PVDF、PTFE (テフロン®)、バイトン |
耐摩耗性 | 鋳鉄、アセタール®、ハイトレル® |
耐薬品性 | ポリプロピレン (PP)、導電性アセタール、PVDF、PTFE (テフロン®)、サントプレン®、バイトン |
強度 | ステンレススチール、鋳鉄、導電性アセタール、PVDF |
軽量 | アルミニウム |
耐油性 | ニトリル、ハイトレル® |
まとめ
接液部素材ごとの特徴を簡単にご紹介しました。
ユニツール株式会社では、ご希望用途に合わせた接液部素材のダイヤフラムポンプ選定から修理まで長期稼働のお手伝いをしています。
お気軽にお問合せ下さい。