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ホームコラムダイヤフラムポンプ【ダイヤフラムポンプの選び方ガイド】失敗しない7つのチェックポイント

【ダイヤフラムポンプの選び方ガイド】失敗しない7つのチェックポイント

2026/02/26
ダイヤフラムポンプ

「ダイヤフラムポンプを選びたいけれど、どれを選べばいいのか分からない…」

設備担当者であれば、一度はこのような悩みを抱えたことがあるのではないでしょうか。ポンプ選定を誤ると、頻繁な故障、予期せぬダウンタイム、メンテナンス費用など、現場に損失をもたらします。

本記事では、90年以上の実績を持つAROダイヤフラムポンプの知見をもとに、失敗しないダイヤフラムポンプの選び方を7つのチェックポイントで徹底解説します。

1. ダイヤフラムポンプとは?基本の仕組み

ダイヤフラムポンプは、ダイヤフラムを往復運動させることで液体を吸入・吐出する容積式ポンプです。

ダイヤフラムポンプの主な特徴

シールレス設計
ダイヤフラムが液体と駆動部を分離するため、液漏れのリスクが極めて低く、環境や作業者の安全を守ります。

防爆性能
エアー駆動タイプは電気を使用しないため、引火性・爆発性のある液体も安全に搬送できます。AROダイヤフラムポンプはATEX認証(CE Ex11 2GD X)を取得しており、危険物の取り扱いにも対応しています。

自吸能力とドライ運転耐性
高い自吸能力を持ち、液体がない状態で運転しても損傷しません。これにより、設置の自由度が高く、メンテナンス時のトラブルも減らせます。

幅広い液体に対応
化学薬品、汚泥、高粘度液、固形物を含む液体など、多様な流体を搬送できます。

2. 選定で失敗する3つの典型的パターン

実際の現場では、以下のような選定ミスが多く見られます。

パターン①:必要流量ギリギリのサイズを選んでしまう

「コストを抑えたい」という理由で、必要流量ぎりぎりのポンプを選ぶケースがあります。しかし、ポンプは経年劣化や液体の粘度変化により性能が低下します。余裕のないサイズでは、すぐに流量不足に陥り、生産ラインに影響を及ぼします。

パターン②:接液部材質の適合性を確認していない

ポンプ本体の材質が搬送する液体に適合していないと、腐食や劣化が進み、短期間での交換が必要になります。特に化学薬品を扱う現場では、材質選定が寿命を左右します。

パターン③:初期費用だけで判断してしまう

ポンプの購入価格は、総所有コスト(TCO)のわずか一部に過ぎません。メンテナンス費用、ダウンタイムによる損失、消耗品交換費用などを含めた長期的なコストを考慮しないと、結果的に高くつくことになります。

3. 失敗しない7つのチェックポイント

①流量・吐出圧の適正サイズ

必要流量の余裕を持つ

ポンプは使用環境や液体の状態によって性能が変動します。必要流量に対してある程度の余裕を持ったサイズを選ぶことで、安定した運転が可能になります。

吐出圧も確認する

流量だけでなく、配管の長さや高低差、液体の粘度を考慮して必要な吐出圧を計算しましょう。

②接液部材質の適合性

搬送する液体に応じて、適切な接液部材質を選定する必要があります。

ポリプロピレン(PP)
汎用性が高く、多くの液体に対応。経済的で幅広い用途に使用できます。

PVDF(ポリフッ化ビニリデン)
高い強度と耐薬品性を持ち、高温の流体にも対応可能です。

(出典:ARO® ダイアフラムポンプ PROカタログ)

PTFE(テフロン®)
優れた耐薬品性を持ち、強酸・強アルカリにも対応します。

AROダイヤフラムポンプでは、化学物質適合性ガイドが用意されており、搬送液体に最適な材質を選定できます。

③メンテナンス性

ボルト締め構造の優位性

AROダイヤフラムポンプは、ボルト締め構造を採用しています。バンドクランプ型と比較して液漏れリスクが低く、分解・組立が容易なため、メンテナンス時間とコストを大幅に削減できます。

消耗品の入手性

長期間使用する上で、消耗品の入手性は重要です。AROダイヤフラムポンプは世界中で使用されており、部品の供給体制が整っています。

④TCO(総所有コスト)

ポンプ選定では、購入価格だけでなく、以下のコストを含めたTCOで評価することが重要です。

  • 初期購入費用
  • エネルギーコスト(エアー消費量、電力)
  • メンテナンス費用
  • 消耗品交換費用
  • ダウンタイムによる損失

AROダイヤフラムポンプは、従来のダイヤフラムと比較して最大4倍の寿命を誇るロングライフダイヤフラムを採用。また、圧縮空気の「吹き抜け」を防止する技術により、年間総所有コスト節減額は1台あたり約115,544円に達します。
※2026年2月25日現在の為替レートにて算出(1ドル=約155.72円)
※条件:2インチアルミポンプ、4時間/日運転、300日/年

(出典:ARO® EXPシリーズ ダイアフラムポンプ 製品カタログ)

⑤中間停止リスク

ダイヤフラムポンプの大きな課題の一つが「中間停止」です。供給エアー圧力が低い場合などに、バルブが切り替え途中で中立状態になり、ポンプが停止してしまいます。

ARO独自の「アンバランス式エアバルブ」

AROダイヤフラムポンプは、受圧面積の差を利用した独自設計により、低圧時でも確実なリセットが可能。中間停止を防ぎます。

⑥凍結リスク

冬場や寒冷地では、排気中の水分が凍結し、ポンプが停止するトラブルが発生します。

Quick-Dump™技術

AROダイヤフラムポンプ(特に2インチおよび3インチポンプ)は、冷たく湿った排気を凍結しやすい通路から拡散させるQuick-Dump™技術を採用。バルブの凍結停止を防ぎます。

⑦実績・信頼性

ポンプ選定では、実績と信頼性も重要な判断材料です。

AROダイヤフラムポンプは、90年以上の伝統を持ち、化学、製造、エネルギー、製薬、鉱業など、全世界の産業界で使用されています。

また、産業用製品メーカー比較サイト「メトリー」において、ダイヤフラムポンプ2025年 年間メーカーランキングでクリックシェア率1位を獲得しています。

4. 用途別おすすめポンプ選定例

排水処理・汚泥移送

固形物を含む液体には、通過性の高いモデルが適しています。AROダイヤフラムポンプは、許容固形物径が最大3.2mm(1インチモデル)のため、汚泥や固形分を含む排水処理に最適です。

化学薬品の移送

腐食性の高い薬品には、PVDF製本体とPTFE製ボール・ダイヤフラムの組み合わせが推奨されます。高い強度と耐薬品性、耐熱性を兼ね備えています。

塗料・高粘度液の搬送

低せん断性が求められる塗料や高粘度液には、ダイヤフラムポンプが最適です。液体を攪拌せず、一定容積を送液できます。

5. AROダイヤフラムポンプが選ばれる理由

「止まらない」独自技術

  • アンバランス式エアバルブで中間停止を防止
  • Quick-Dump™技術で凍結を防止
  • Simul-Shiftバルブで安定運転を実現

「長持ちする」高寿命設計

  • ロングライフダイヤフラムで従来比4倍の寿命
  • ボルト締め構造でメンテナンス性向上
  • 高品質な材質と設計

「コストを抑える」TCO最小化

  • 年間$742のコスト削減(1台あたり)
  • エネルギー消費量の削減
  • ダウンタイムの最小化

6. 導入事例:15年以上使用して1度も壊れず

業種:工業薬品の開発製造・販売
用途:排水処理施設で沈降槽から汚泥をフィルタープレスに送り込む
使用機種:666053-3EB(1/2インチ ポリプロピレン製)

「15年以上使用して1度も壊れず、清掃、メンテナンスが容易であること」が高く評価されています。

この事例は、AROダイヤフラムポンプの高い耐久性とメンテナンス性を証明しています。長期間にわたり安定稼働することで、予期せぬダウンタイムを防ぎ、生産効率を維持できます。
※※使用実績であり、保証期間ではありません。使用環境により異なります。

7. まとめ:選定チェックリストでダウンロード

ダイヤフラムポンプの選定では、以下の7つのポイントを必ずチェックしましょう。

①流量・吐出圧の適正サイズ(必要流量に余裕をもつ)
②接液部材質の適合性
③メンテナンス性
④TCO(総所有コスト)
⑤中間停止リスク
⑥凍結リスク
⑦実績・信頼性

AROダイヤフラムポンプは、これら全てのポイントで高い性能を発揮し、90年以上にわたり世界中の産業界で信頼されています。

詳しい製品情報やカタログは、こちらからダウンロードできます。
 AROダイヤフラムポンプのカタログはこちらから

※記載の数値はカタログ値、事例は特定環境での実績です。実際の性能は使用条件(液質・温度・粘度など)により異なり、保証するものではありません。導入前には必ずメーカーまたは商社の営業担当者にご相談ください。

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