エアバランサーで450kg超の重量物を扱うには|最大約900kg対応の機種と注意点
450kgを超える重量物を扱いたいのに、検討したエアバランサーの能力が足りず、お困りではありませんか?
本記事では、最大約900kgまで対応するジンマーマン エアバランサーの機種構成と、実際に持てる重さを見極めるための注意点を解説します。
インガソール・ランド社の正式代理店として、機種選定のご相談をお受けしているユニツールがお伝えします。
エアバランサーで450kgを超える物は扱える?
扱えます。
ジンマーマン エアバランサーには、最大約900kgまで対応する機種があります。
ただし、能力が大きい機種ほど、上げ下げできる距離(移動量)は短くなります。
約900kgの機種では1,016mmです。
また、カタログの能力は空気圧0.69MPa(100psi)での値です。
実際に持てる重さは、工場の空気圧によって変わります。
450kg超に対応するのは、どのモデル?
ZA・BA・EA・Bの4モデルすべてが、能力68〜900kg、移動量1,000〜3,000mmの範囲に対応しています。
違いは操作のしかたです。
・ZA:ペンダント操作で上下。押し加減で微速から高速まで調整でき、高精度の位置決めに適しています。最もご利用いただいているモデルです
・BA:ペンダントなし。両手で持って上げ下げします。ツールや固定具の懸垂に
・EA:切り替えスイッチで、高・低・無負荷の3種類の負荷に対応
・B:コントロールのない基本ユニット。既存のハンドリング装置への組み込みに
能力ごとの移動量など詳しい仕様は、カタログ(P6〜10)でご確認いただけます。
カタログの能力どおりに持てる?
工場の空気圧によっては、持てない場合があります。
カタログの能力は0.69MPa(100psi)での値で、空気圧が1psi(約0.007MPa)下がるごとに、能力が1%ずつ下がります。
さらに、吊り上げ作業では、作業で吊る重さを稼働能力の80%以内に収める必要があります。
作業で吊る重さには、物の重さだけでなく、つかむための治具の重さも含みます。
実際に持てる重さは使用環境によって変わるため、機種選定の際に条件を伺って確認いたします。
出典:インガソール・ランド『エアーマテリアル ハンドリング』カタログ P8『選択のヒント』より。MPaへの換算はユニツールによるものです。
【ユニツールが機種選定のご相談で伺っていること】
機種の選定には、次の情報をお伺いしています。
①用途
何をどのように吊るかによって、ZA・BA・EA・Bのどのモデルが合うかが変わります。
②新規購入か、既存機の置き換えか
置き換えの場合は、選定に必要なため、既存機のメーカー・型式も伺います。
③荷物の重量範囲(例:約20kg〜約900kg)
④希望納期と希望台数
⑤比較しているメーカー・機種
⑥その他のご要望(ペンダントの長さ、揚程、取り付け方法など)
事前にご用意いただくと、選定がスムーズに進みます。
まとめ
ジンマーマン エアバランサーは、450kgを超える重量物にも、最大約900kgまで対応しています。
ただし、実際に持てる重さは工場の空気圧や治具の重さによって変わります。
選定の際には、使用環境の確認が欠かせません。
能力ごとの移動量など、詳しい仕様は無料のカタログ(P6〜10)に掲載しています。
ご検討中の機種と比べる際にお役立てください。